【一般質問】フィルムコミッションについて

【一般質問】フィルムコミッションについて

(1)戸田市の現状について。 (2)さらなる推進について。

◆1番(矢澤青河議員) こんにちは。戸田の会の矢澤青河です。通告に従いまして、一般質問を行います。

 件名1のフィルムコミッションについて。

 フィルムコミッションは、映画やドラマなどの撮影場所の誘致や支援を行い、地域活性化や文化観光の振興を図ることを目的とした機関です。戸田市においても、2011年6月に協議会が設立し、12月よりフィルムコミッションを開始、2012年からはフィルムコミッション戸田の四季フォトコンテストが開催され、毎年100枚から200枚近い作品が応募され、戸田市内の桜や川、ボート、花火など、四季折々のすてきな写真が掲載されております。

 事業開始から7年目となりますが、(1)戸田市におけるフィルムコミッションの現状についてはどのようになっているのでしょうか。

 そして、(2)フィルムコミッションのさらなる推進について、どのように行っていくのでしょうか、お伺いいたします。

◎今井教雄 環境経済部長  1のフィルムコミッションについて、(1)戸田市の現状についてお答えいたします。

 本市のフィルムコミッションにつきましては、市、公益財団法人戸田市水と緑の公社、公益財団法人戸田市文化スポーツ財団及び戸田市商工会から選出されました委員で構成された、戸田市フィルムコミッション協議会が担っているところでございます。

 平成23年に発足当初は、観光協会が事務局でございましたが、平成28年に公園緑地公社と合併し、公益財団法人戸田市水と緑の公社となりましたことから、現在はここで事務局を務めております。

 主な事業といたしましては、シティセールスの一環として、映画、ドラマ等の撮影のための本市の観光資源などをロケ地として活用していただくため、撮影希望者からの問い合わせの対応ですとか、情報提供などを行っております。

 次に、(2)のさらなる推進について、お答えいたします。

 現在は、フィルムコミッション協議会のホームページにおいて、市内の撮影に適したロケ地の情報発信、紹介等を行い、撮影を受け付けております。市といたしましては、戸田市フィルムコミッション協議会の一員でもあり、事務局でもあります、水と緑の公社と連携し、さらなる推進のため、ホームページのほか、さまざまな形で情報の発信についての研究を進めてまいります。

 以上でございます。

◆1番(矢澤青河議員) 御答弁ありがとうございました。当初は観光協会が担当していたが、現在は水と緑の公社が担っているとのことでした。

 それでは、再質問いたします。

 戸田市フィルムコミッションでは、市から公社へ、年間約150万円の補助金が出ており、電話などの対応員1名の人件費やホームページ維持費、フォトコンテスト開催費などに充てられておりますが、実際の実績としては年間どのぐらいの問い合わせや撮影があり、どこのロケ地が多いのでしょうか。また、それによる経済効果はどのくらいなのでしょうか、お伺いいたします。

◎今井教雄 環境経済部長  フィルムコミッションの実績といたしましては、年間200件程度の問い合わせがありまして、そのうち70から80件程度が、実際に撮影などに使われております。

 また、問い合わせの多くが彩湖・道満グリーンパークでの撮影となっております。利用される施設、基本的に施設使用料が支払われており、彩湖・道満グリーンパークにおいては、撮影のために利用された、平成28年度実績といたしましては、78件、109万8,360円となってございます。

 なお、そのほかの経済効果としましては、都心から近い立地条件でございますので、基本的に撮影クルーの宿泊ですとか、仕出し弁当等の需要はないものと聞いてございます。また、現段階で映画やドラマの効果によりまして、市への来訪者、こちらにつきましては、経済効果につながるほどの人数は把握できておりません。まずは、シティセールスとして本市を知っていただけるよう、戸田市フィルムコミッション協議会を中心に、事務局である水と緑の公社と連携をして、引き続き努力してまいりたいと思います。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。やはり道満の存在は大きく、年間80件近くは、思っていた以上に多くの実績があることはわかりました。また、経済効果としては、昨年度、施設使用料として、100万円以上が公社の収入となったようですが、来訪者まではなかなかつながらないとのことでした。

 それでは、(2)さらなる推進について、再質問いたします。

 参考資料1ページ目、上部の①をごらんください。こちらは、公社が管理している戸田市フィルムコミッションのホームページです。右側のロケ地紹介を見ると、登録されているロケ地は市役所や文化会館、彩湖・道満グリーンパーク、スポーツセンターなど、全部で10カ所のみ、ボートコースやあいパルなどは記載されておりません。特にボートコースは、過去に速水もこみちさん主演のドラマ、「レガッタ」でロケ地となったような実績もあり、戸田市を代表するスポットです。また、中央のロケ実績紹介を見てみますと、「動物戦隊ジュウオウジャー」や、「警察庁捜査一課9係」などが掲載されておりますが、どちらも2年以上前の情報となっており、更新頻度が低く、画像などのリンク切れも見受けられます。ホームページのデザインも少し古目な印象で、整備が必要と感じました。

 しかしながら、制作者の方がロケ地候補を探したり、市民や映画ファンの方がロケ地の情報や巡回先を探したりする際に、戸田市フィルムコミッションのホームページを利用するかというと、必ずしもそうではないと感じております。

 そこで、現在のホームページについては、力を入れて大きなリニューアルを行い充実させるというよりは、ある程度、最低限の整備を行い、市内施設のロケ地登録や紹介をふやすとともに、ロケ情報の更新頻度を高める方向に進めていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。

 また、戸田市ではたくさんの撮影が行われておりますが、ロケ実績などの情報発信は現在ホームページで掲載のみ、市民の皆様へ、それらの情報が伝わってないように感じます。ロケ実績の情報は、戸田市にゆかりのある方にとってうれしいものです。戸田市への愛着が増すだけではなく、情報が発信、拡散され、さらなるロケや訪問者の増加にもつながっていくかもしれません。戸田市のホームページの新着情報やツイッター、フェイスブックなどのSNSによる発信など、実績の公表や情報発信をさらに進めてはいかがでしょうか。

 以上、ホームページの整備とSNSなどのロケ情報の発信について、御見解をお伺いいたします。

◎今井教雄 環境経済部長  大幅なリニューアルではなくて、必要な整備をして、そのほかに新しい視点といいますか、SNSで発信についてということでお答えいたします。

 まず、更新頻度を初めとしましたホームページの整備につきましては、追加費用を、御指摘のとおりかけるというよりは、より効果的となりますよう、ホームページを管理している水と緑の公社と協議をして、早期の実現を目指してまいりたいと考えております。

 また、ロケ地実績の周知につきましては、現在、ホームページに掲載しておりますが、この掲載には議員の御指摘のとおり、撮影者側の了解等も必要となりますので、実績が公表できるような形で撮影者にしっかりと働きかけていくとともに、SNSを初めとしましたより多くの媒体を通して、情報発信ができますよう努めてまいりたいと考えております。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。ホームページの整備や実績の情報発信進めていただけるようで、よろしくお願いいたします。

 さて、参考資料1ページの中段、左側の②をごらんください。こちらは、フィルムコミッション事務局である戸田市水と緑の公社の公式ホームページで、下のほうはフィルムコミッションとフォトコンテストの画像リンクが掲載されております。2016年10月にリニューアルを行ったため、最新のデザインであり委託により現在管理をしております。

 しかし、一方で、同じ公社が管理しているフィルムコミッションのホームページは、なぜか別の業者へ、年間30万円で委託しております。この件について、公社へお話を伺ったところ、戸田市で毎年行われている、戸田の四季フォトコンテストにおいて、市民の方が応募する際に、直接ホームページへと写真をアップできるシステムを採用しており、公社公式ホームページと一緒にすることができないとのお話でした。これは、デザインや管理の上で不便に感じます。そこで提案ですが、昨日の質問で出ましたが、画像や動画をメーンとするインスタグラムというSNSがございます。最近、このインスタを活用してフォトコンテストを行っている自治体がふえております。

 参考資料1ページ目、左下の③をごらんください。こちらは埼玉県が行っておりますフォトキャンペーン、その右隣がインスタの表示画面です。インスタとツイッターにより写真を募集しており、現在の投稿写真は600枚を超えております。インスタの特徴として、パソコンだけではなく、スマートフォンで撮影した写真も手軽に投稿できることや、若い世代を中心に活用され参加が見込める、それ自体がSNSであり、共有や拡散性にすぐれている、画像に特化しており、投稿された写真がおしゃれに表示され比較しやすいなど、さまざまなメリットがございます。

 その一方で、現在、戸田市のフォトコンテストに投稿されている方々には、趣味やサークルなどで写真をされている上の年代の方も多くいらっしゃり、インスタ利用へのハードルが高いと感じられるかもしれません。

 しかしながら、実際の登録などの手間は戸田市の現在の仕組みと比べ、インスタのほうが簡単ですし、上の年代の方へのフォローをしっかり行えば、メリットは大きいと思います。

 以上、フォトコンテストへのインスタの採用とともに、フィルムコミッションのホームページを公社、もしくは戸田市のホームページへ統合を進めてはいかがでしょうか、お伺いいたします。

◎今井教雄 環境経済部長  最初にホームページの統合についてお答えいたします。

 水と緑の公社が、現在、事務局でございまして、利用の多い、先ほど議員のほうからも紹介のありました道満グリーンパーク、こちらのほうも管理してございますので、こういったところを紹介したり、その利用者に貸し出したりする、また、その実績を考えますと、合理的な、今、公社のほうで体制となっておりますので、まず、ホームページの利用状況の即時更新も公社のほうでやりやすいという面もありますので、統合のほうは公社のほうのホームページを視野に入れながら、使い勝手のよい、使い勝手の向上を研究するように、こちらのほうは努めてまいりたいと考えております。

 また、続いて、四季フォトコンテストの、このSNSの特に拡散性のすぐれているインスタグラム、こちらのほうの活用につきましては、御紹介いただきましたが、他自治体での導入事例等もしっかりと踏まえて、研究のほうを進めてまいりたいと思います。

 以上でございます。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。使い勝手向上やさらなるフォトコンテスト推進のために、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、制作者の方の視点から見ますと、戸田市のフィルムコミッションのホームページのロケ地紹介のページでは、各ロケ地につき、写真は基本1枚のみ掲載しておりまして、多くても6枚程度しか掲載されておりません。そのため、現地のイメージがつかみづらいように感じております。また、ロケ地を探す際には、ロケ地検索サイトなどを使用している制作者の方も多く、インターネットを見てみますと、文化庁が作成している全国ロケーションデータベースを初め、無料のものから有料のものまで、たくさんの検索サイトがございます。

 参考資料1ページの中段右の④をごらんください。こちらが、その文化庁全国ロケーションデータベースです。制作者向けのページや映画ファン向けのページがあり、下の図のように、ロケ候補地を場所やカテゴリー、時間などで絞り込み、目的に沿ったロケ地を選ぶことが可能です。埼玉県で検索してみますと、ソニックシティや秩父、和光市役所なども登録されておりますが、戸田市の登録はございません。

 そこで、提案です。まず、戸田市内のロケ地の撮影をプロのカメラマンさんへ依頼したり、市民の皆様が投稿するフォトコンテストの作品を活用するなどして、ロケ地の魅力的な写真をまずふやします。そして、検索サイトに戸田市の情報や、この魅力的な写真を積極的に掲載し、情報発信を進めます。これにより、制作者の方や映画ファンのもとへ戸田市のロケ情報を届け、さらなる撮影や訪問者の増加につながるかと思います。初めだけ、少し撮影コストがかかりますが、いい写真をいつまでも長く利用できますし、ロケ地検索サイトの情報登録にはコストもかからず効果が見込めます。

 以上、御見解をお伺いいたします。

◎今井教雄 環境経済部長  ロケ地の紹介写真につきましては、各施設の意向ですとか、プロの写真家による撮影の費用増加等もございますことから、先ほど、議員のお話でもいただいておる四季フォトコンテストでのコンテンツ、こちらのほうの利用等も含めまして検討させていただきたいと。そして、全国ロケーションデータベース等の検索サイトへの登録につきましては、県内のほかの施設、既に記載されている、ほかの施設等もございますので、先進事例ございますので、本市の施設等の登録についても、積極的に進めてまいりたいと考えております。

◆1番(矢澤青河議員) 前向きな御答弁ありがとうございます。先日、担当課の方から教えていただきました、道満でロケを行った住宅サイトのCMを拝見しましたが、ふだんの道満以上に、一層楽しげで夢の世界のように表現されており、道満の魅力を再認識するとともに、一市民としてとてもうれしく思いました。ぜひ、今後は積極的に戸田市のフィルムコミッションの情報を制作者の方や市民の皆様へ発信していただけるようにお願いいたします。