【一般質問】歩行者の安全について

【一般質問】歩行者の安全について

(1)構造物について。

(1)構造物についてお伺いいたします。

 歩道や道路には、歩行者の安全な通行を確保するために、歩車道境界のブロックや車どめなど、さまざまな構造物が設置しております。このような安心・安全のための構造物についてですが、戸田市では具体的にどのようなものを設置しており、それらがどのような効果があり、歩行者の安全対策を図っているのでしょうか、お伺いいたします。

◎大熊傑 都市整備部長  件名2、歩行者の安全、(1)構造物について、お答えいたします。

 歩行者の安全対策の主な構造物といたしましては、歩車道境界ブロック、ガードレール、横断防止柵、車どめポールや道路照明灯などがございます。それぞれの効果、役割につきましては、歩車道境界ブロックやガードレールは歩道と車道の区分を明確にするとともに、車道外に逸脱しかけた車の進行方向を復元する役割を担っており、市道では、歩車道境界ブロックによる分離を基本として設置しております。

 横断防止柵につきましては、歩行者等の車道の横断を防ぐ役割があり、車どめポールについては、交差点部での車両の歩行者巻き込み防止や幅の広い歩道への車両の進入を防ぐために設置している箇所もございます。

 また、道路照明灯につきましては、夜間におけるドライバーの視認性を高め、交通の安全と円滑化を図るために設置しております。

 このように、歩道の幅員や交通量等の状況により、さまざまな構造物を設置し、歩行者の安全対策を図っております。

 以上でございます。

◆1番(矢澤青河議員) 御答弁ありがとうございます。それでは、順次、再質問を行います。

 先ほど御紹介いただいた、歩行者の安全を守るための構造物ですが、これらの安全物の形状や故障などによって、歩行者が危険にさらされることがあるという御意見をいただきました。

 参考資料2ページの⑤と⑥をごらんください。こちらは、美笹西通りの美女木6丁目会館近くの歩道にある焦げ茶色の車どめポールでございます。夜間に撮影した写真で、⑤は街灯から近い場所にあるポール、⑥は街灯から遠い場所にあるポールです。街灯そばのポールについては、明るく、ポールも視認可能でしたが、街灯から離れているポールに関しては、暗く、夜間に同化し見えづらく、市民の方からも自転車通行時ぎりぎりまで気がつかず、ぶつかりそうになったなどのお話を伺っております。

 参考資料⑦と⑧をごらんください。こちらは、グーグルのサービスで⑦はグーグルマップ3D航空写真です。3D表示のため、構造物などの高さも把握でき、さらに拡大すると⑧のグーグルマップストリートビューというものに切りかわります。人の目線で道路の状態が確認できます。こういったツールは急速に発展しており、室内から現地の様子が確認できます。これを利用して、戸田市内を確認したところ、このような条件に当たるポールは地図の赤い丸の部分の特に戸田市内、美女木の美笹地区が多くあるようです。全てのポールを改善するのは予算的には難しいかとは思いますので、街灯から少し離れている色が濃い車どめに対してだけでも、何かしらの改善を行っていただきたいのですが、いかがでしょうか、お伺いいたします。

◎大熊傑 都市整備部長  議員御指摘の箇所につきましては、景観に配慮した色の車どめを設置しております。見えづらいという御意見につきましては、現地を調査し、反射テープ等の設置を検討し、視認性の向上を図ってまいりたいと考えております。

 以上です。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。なかなか難しいかとは思いますが、御意見をいただいた箇所だけ取り組むのではなく、例えば点検時のチェック項目に、街灯から遠く、色が濃い車どめなどの条件を追加し、点検時に対処したり、先ほど御紹介したグーグルマップなどを活用して、現地の大まかな状況を確認してマッピングするなど、ぜひ、こういったものを活用して、積極的、全市的な対応もいろいろ試していただけたらと思います。

 さて、次に、歩車道の境界の縁石について、再質問を行います。

 歩行者が横断する部分の歩車道境界の縁石には、視覚障害者が歩車道の境界を認識できるように、2センチの段差を設けております。しかしながら、この2センチの段差が、車椅子などの障害となったり、高齢者やつえ利用者、妊婦さんなどがつまずいたり、転倒のおそれがあるなどのお話を市民の方からお伺いいたしました。

 国が定める、道路の移動円滑化整備ガイドラインによると、歩車道境界の縁石は標準として2センチを設けることとなっておりますが、ブロックや縁石形状、突起などで視覚障害者の識別性を確保することで、条件が満たされれば、2センチ未満の段差を整備することも可能となっております。佐賀県では、従来の2センチの縁石ではなく、視覚障害者誘導ブロックや縁石表面に突起をつけたスロープなどを採用し、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを採用しております。戸田市においても、現在、区画整理が進んでおりますが、この従来型の2センチの縁石について検討していただきたいと思います。御見解をお伺いいたします。

◎大熊傑 都市整備部長  現在進めております、土地区画整理事業などの都市計画道路の整備においては、議員から御提案のありましたように、視覚障害者用誘導ブロックや縁石表面に加工が施されたブロックを使用して、視覚障害者の識別性を確保しつつ、段差の解消を図っております。今後におきましても、同様に整備を進めてまいりたいと考えております。

 以上です。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。現在のところ、都市計画道路については、段差の解消を進めていただけるとのことでした。今後は、そのほかの道路に対しても、段差の解消を広げていただけるようよろしくお願いいたします。

 さて、次に、構造物の点検や安全基準についてお伺いいたします。

 初めの答弁の中で、照明灯についてお話がありましたが、昨年の2月に広島県福山市で街路灯が倒れ、乗用車を直撃し運転手がけがをする事故が起き、昨年の4月にはさいたま市の浦和区で、道路標識が倒れ女性がけがをする事故が発生しました。これらの事故は、どちらも老朽化による腐食が原因であり、目視で点検しておりましたが、異常は発見できなかったとのことです。

 そしてまた、昨年の4月に、歩道橋の柵のすき間から幼児が転落する事故がございました。こういった事故の対策として、戸田市ではどのような点検を行い、どのような予防策を講じているか、お伺いいたします。

◎大熊傑 都市整備部長  事故の対策といたしましては、まず、道路照明灯につきましては、過去の事故の事例を踏まえ、全ての道路照明灯の根本の腐食に対して点検を実施し、補修が必要な照明灯を、順次、修繕や建てかえを実施しているところでございます。

 また、市が管理している道路の小型標識等につきましては、現在、点検を進めており、点検結果を踏まえ、必要に応じて対策を実施してまいります。

 また、市が管理する横断歩道橋につきましても、昨年の落下事故の後、速やかに柵のすき間等の点検を実施し、必要な対策を実施いたしました。

 以上でございます。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。現在も定期的に点検を行っていただき、状態が悪いものについては、内部点検や補修、補強を行っているというお話を伺っております。構造物の倒壊などの事故は、めったに起きないことかとは感じておりますが、しかしながら、道路照明灯などの構造物は何十年と長期にわたり使用します。他市の事故のように、さまざまな要因が運悪く重なってしまうことがあるかもしれません。ふだんの点検以外にも、数年、数十年に1度は状態にかかわらず、全ての構造物を詳細に点検できるような長期スケジュールを組んで、安全に取り組むことも必要かと考えております。こちらは、今後、検討として御要望させていただけたらと思います。