【一般質問】自転車環境について

【一般質問】自転車環境について

(1)ことし6月に自転車活用推進計画が国で閣議決定された。戸田市の自転車利用環境の整備について伺う。

◆1番(矢澤青河議員) 戸田の会の矢澤青河です。通告に従い一般質問いたします。

 まず、件名1、自転車環境について。

 国において2017年5月に自転車活用推進法が施行され、本年6月に自転車活用推進計画が閣議決定されました。この計画は、自転車の活用による環境負荷の軽減、災害時における交通機能の維持、国民の健康維持などを図ることなど、新たな課題に対応するため、交通の安全の確保を図りつつ、自転車の利用を増進し、交通における自動車への依存を減らすことが基本理念となっております。これまでの自転車通行空間の整備や駐輪場整備、自転車安全対策のほか、官民連携のサイクルツーリズム推進や、近年利用者が拡大しているシェアサイクルの普及促進、サイクルスポーツの振興、健康づくり、災害時の自転車活用など、さまざまな分野にまたがる施策が盛り込まれており、埼玉県においても庁内関係部局から成る検討会議が立ち上げられ、計画の策定に向けて取り組んでおります。

 戸田市においては、平成24年度に自転車の安全利用条例を制定し、自転車の安全で楽しく利用を推進し、同年の策定の戸田市歩行者自転車道路網整備計画において自転車通行空間のネットワーク化を進めるなど、ハード整備及びソフト事業を展開しておられます。また、民間との連携として、先日にはセブン-イレブンと包括協定を結び、シェアサイクルが市内で展開されるようになりました。そのような状況で、戸田市の自転車利用環境の整備についてお伺いいたします。

 自転車通行空間などハード面の環境整備については、現在、駅周辺や下戸田地区や上戸田地区を初めとする東部地区は整備が進んでおりますが、美女木地区や笹目地区を初めとする西部地区は、まだまだ未整備となっております。埼玉県の交通事故発生状況マップを見ますと、自転車事故の分布は他市に比べて戸田市内全域が高い水準となっており、自転車通行空間の整備は戸田市内全域で整備されることが望ましいと考えております。自転車通行の現在の整備状況と今後の整備予定、また、関係機関との連携についてお伺いいたします。

◎大熊傑 都市整備部長  件名1、自転車利用環境の整備についてお答えいたします。

 本市では、幅広い世代が便利で快適に利用できる道路環境の整備を目指し、平成24年度に戸田市歩行者自転車道路網整備計画を策定しております。計画では、市内全域を対象とした総延長28.7キロメートルの自転車道路網を設定しており、平成25年度から自転車通行空間の整備を進めております。

 整備につきましては、駅や学校、商業施設、公共施設等の周辺で、交通量の多い路線から順次警察と協議し、整備を行っており、平成29年度末時点で約5.9キロメートルの整備が完了しております。

 議員の御質問にありました西側の整備につきましては、今年度、北大通りのドイト前から山宮橋を越えて笹目地区までの約1.1キロメートルを整備し、今後も延伸していく予定でございます。

 また、国道や県道につきましても、各道路管理者に要望等を行い、国道298号や県道新倉蕨線などの整備が実施されております。

 今後につきましても、他の道路管理者や警察と連携し、整備状況のバランスを見ながら、自転車通行空間のネットワーク化を推進してまいります。

 以上でございます。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございました。今後も西部地区の整備を順次進めていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 続きまして、自転車環境のソフト面について再質問いたします。

 自転車活用推進法では、5月5日を自転車の日、5月を自転車月間と定め、レースイベントなどの広報啓発活動の強化や交通安全教育の推進、街頭における指導や取り締まりの強化などの運動を実施しております。戸田市は平たんな地形を有し、自転車の利用率は全国上位、その一方で、自転車による死亡事故率は全国でも上位であり、平成29年度の自転車死傷者数は県内ワースト1位となっており、戸田市の自転車のルールやマナーについては、市や議会、市民の方からもたびたび話に上がり、課題となっております。

 そこで、自転車環境のソフト面について、交通安全対策の現状や、ほか機関との連携状況、今後の取り組みについてお伺いいたします。

◎駒崎稔 市民生活部長  今後の取り組み等につきまして、市民生活部よりお答えいたします。

 本市では、自転車の利用が多く、それに伴って自転車が関係する交通事故も多発していることから、戸田市みんなで守ろう自転車の安全利用条例に基づき、毎年度、自転車安全利用対策実施計画を策定して、自転車の安全利用を推進しています。毎月10日の自転車安全利用の日や四季の全国交通運動期間など、さまざまな機会を捉えた街頭啓発活動の実施、子ども自転車運転免許教室やスケアード・ストレイト交通安全教室などの交通安全教育の充実、道路における安全対策の整備など、蕨警察署、交通安全協会、交通安全推進団体、市内小中学校の保護者や地域の皆様と連携して安全対策に取り組んでおります。

 なお、5月は自転車月間であることから、関東近辺では九都県市一斉自転車マナーアップ強化月間を設けており、本市においても、特に5月は自転車の安全利用の推進に力を入れているところでございます。

 今後とも引き続き、対象者、場所、時期及び内容などを研究しながら啓発活動を充実していくとともに、警察や民間団体などとも連携を密にし、根気強く地道に交通安全対策に取り組んでまいります。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。

 続きまして、再質問いたします。

 新たな交通手段として注目されているシェアサイクルは、参入する民間企業もふえ、近年、急速に普及しております。全国的に民間との連携による推進を施行している自治体も多くあり、先月、11月には、さいたま市が民間企業と共同で、公有地に専用駐輪場であるサイクルポートを設置する実証実験が始まりました。シェアサイクルの普及に向け、市が用地を確保し、民間事業者に整備や運営を任せ、データを提供してもらう事業であり、観光やふだんの生活での交通手段のほか、災害時などの職員の移動手段、子供乗せ電動つき自転車を買い取り再利用するなど、子ども・子育て支援にも活用しており、シェアサイクルはたくさんの可能性を秘めております。戸田市においてもぜひ積極的にシェアサイクルを初め、民間との連携を推進していただきたいと考えておりますが、現在の民間事業者が市内で進めているシェアサイクルなどの状況についてお伺いいたします。

◎山本義幸 総務部長  民間事業者が市内で進めているシェアサイクルの状況についてお答えいたします。

 このシェアサイクルについては、セブン-イレブン・ジャパンがOpenStreet株式会社と進めている自転車サイクリング事業であり、本市と8月に包括協定を締結したことを契機に、市内3店舗で先行的に実施いただき、始まったものでございます。現在は市内のセブン-イレブン以外にも3カ所、ステーションが設置され、合計6カ所のステーションが設置されている状況でございます。

 また、今後につきましても、引き続き市内全店舗において順次ステーションの設置を進めていく旨を、セブン-イレブン・ジャパンより伺っております。

 以上でございます。

◆1番(矢澤青河議員) ありがとうございます。シェアサイクルについては、まだまだ実証実験の段階でありますので、今後も市として注視いただきまして、ぜひ積極的に取り組んでいただけたらと思います。

 戸田市では、これまでも自転車の活用については、ハード面、ソフト面ともに自転車活用の推進が図られております。本年11月に全国300近い自治体が加盟した「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市町村長の会」が設立し、戸田市も加盟されました。自転車による観光振興、住民の健康増進、交通混雑の緩和、環境負荷の低減などにより、公共の利益を増進し、地方創生を図ろうとする自治体が連携を始めることを目的とした会であり、ことし、国が示した自転車活用推進計画と趣旨も同じくしております。戸田市は、その土地柄や利用率、事故の多さなどから自転車に関する課題が多い市であり、自転車施策を大きく掲げ、多分野にわたる政策を進めるため、戸田市版の自転車活用推進計画を策定することも一つの考え方かと思います。現在、まだ埼玉県において自転車活用推進計画の策定が進められておりますので、その動向を踏まえ、引き続き自転車活用の推進を図っていただくよう、よろしくお願いいたします。