戸田市議会議員・無所属

【一般質問】ICTによる業務効率化について

やざわ 戸田の会のやざわ青河です。

 東日本大震災から10年、犠牲になられた方々へ深く哀悼の意を表するとともに、今なお不自由な避難生活を送られている皆様の復興をお祈りいたします。

 それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。

 まず、件名1、ICTによる業務効率化について。

 国は、高齢者人口のピークを迎える2040年頃に向けスマート自治体への転換を掲げ、デジタル庁設置など、国全体でデジタル化が進められています。スマート自治体は、住民の利便性向上や自治体の人的、財政的負担の軽減を目指すものであり、その中の一つのツールにRPAがございます。RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略で、定型的なパソコン操作を自動化し、事務処理などの効率化をさせるツールで、入力業務や情報取得などの単調業務が時間短縮、負担軽減することで、職員は人にしかできない業務に専念することが期待されております。

 そこで、戸田市におけるICT化として、(1)RPAなどの活用状況について。(2)RPAなどを活用した業務改革についてお伺いいたします。

やざわ ありがとうございました。

 戸田市においては、RPAを部分的に導入している、また、各部局や担当課にアンケート、ヒアリングなどを行い、業務への導入をしている、今後また定期的な庁内調査でICT業務改革を進めるとのことでした。

 平成30年度の総務常任委員会の年間活動テーマにおいて、RPAについては視察による調査、研究や提言を行いました。その視察先では、ICTの導入には専門の業者が入り、現状の業務プロセスの中の一部分を自動化するのではなく、各部局の業務を全て書き出し、業務プロセス全体を見直し、自動化などの最適化を行っていました。そのため、RPAの導入においては、全体的な業務改革、また各担当課においてRPA活用などの基本的な知識が必要かと思います。組織改正による4月から企画財政部内にデジタル戦略室が設置されます。また、今年度1月に総務省において、「自治体におけるRPA導入ガイドブック」が公表されました。業務改革と一体となったICT化やガイドブックの活用などで、RPAなどのさらなる活用をお願いいたします。

 続きまして、再質問いたします。国がデジタル化を進める中で、システムなどの標準化というものがございます。地方自治体の現在の行政の業務システムは、基本的に自治体ごとに独自のシステムを採用しており、それぞれシステムの仕様がまちまちで、システムの開発や改修、更新などの各コスト負担も大きく、制度変更などに伴う改修ごとに費用がかかります。そのため国は、地方公共団体の情報システムの全国的な共同化を進めております。この情報システムの共同化の前段階として、各地方公共団体でシステムの仕様や様式、データ項目を統一するなどのシステムの標準化が今後進められることになります。自治体はこれまで業務に合わせたシステムの開発や活用を行ってきましたが、今後は統一的な国が定めるシステムに合わせた業務プロセスの再構築が必要となってまいります。標準化について市としてどのように考えているのかお伺いいたします。

やざわ 標準化の仕様は今後国において作成されることではありますが、役所全体の業務改善とともに行えるよう、調査、研究のほどよろしくお願いいたします。

 以上で件名1を終了いたします。